講座生の声 vol.5

 12月のある晩、和歌山のミカンどころに住んでいる高校の同級生から電話がかかってきました。朝から晩までミカン取りをして、2日程前から寝ても腰の痛みが治らない。仕方なく膝をついてミカン取りをしていたが、もう足が痛くて、立っていられないし歩けない。とうとう怖くなって電話したという事でした。これは大変、どんなアドバイスが良いだろう… 

 「けいこちゃん、前に教えたこうもり様体操やってる?」 「毎晩やってる」 「でもね、ポイントがあるの。一緒にやってみよう。」 電話を持ったまま一緒に仰向けになります。 「両膝を抱えて、お腹に引き寄せられる?」 「できる」 「今、その足の重さが背中に乗ってる感じがするよね」 「うん」 「ちょっと下ろして、次、お尻に乗せて…(中略)…そこがヤコビーラインという所だから、そこに足の重みを置いて小さく伸ばして」とポイントを伝えて電話を切りました。  

  次の日、彼女からの電話を待っていたのですが、かかってきません。心配になって電話したところ、「良くなったよ!今、ちょっと山に行ってきたところ」と嬉しい報告でした! 後日、詳しく話を聞いたところ、電話のあと、彼女は人体力学の本を出してヤコビーラインとコウモリ様体操の所をじっくり読み、寝る前に1回だけやったそうです。すると、2日間這って歩いていたのに、翌朝起きた時にはスッと立てて、スッと歩けて、全く痛くなかったと言うのです。娘さんも、「おかあちゃん、すごい体操やな。えらいもんやの」と言ってくれたとのこと。そんなにすごい体操なのかと私までビックリしました。

 もう一度、自分で細かく動きを確認してみると、なるほど自分の不調の所に響いてきます。シンプルなんですが、非常に奥深いパワーを秘めたこの体操、自分や家族が歩けないなど大変な事が出た場合に、ぜひアドバイスしてみてください。

news by 人体力学 ImotoSeitai

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